応用ガイド

ClaudeなどのAIから在庫を操作する(MCP連携)

「ネジM3、あといくつ残ってる?」と、ふだん使っているAIチャットにそのまま聞けるようになります。nancoをClaudeなどのAIアシスタントにつなぐと、在庫の確認だけでなく、アイテムの登録や在庫数の変更もAIとの会話だけで完了します。棚卸しの集計や「在庫が少ないものを一覧にして」といった頼みごとも得意です。

つなぐ仕組みには MCP(Model Context Protocol。AIと外部サービスをつなぐ共通の規格)を使います。むずかしい設定は不要で、接続用のURLをAI側に1回登録するだけです。

はじめる前の確認

  • nancoの管理者であること(接続の許可は管理者だけが行えます)。
  • ブラウザでnancoにログインしていること。
  • Claude.ai(Web版)でつなぐ場合は、Claude側の有料プランが必要です(カスタムコネクタ機能を使うため)。

Claude.ai(Web版)とつなぐ

  1. nancoにログインしておく

    ブラウザで nanco に管理者アカウントでログインしておきます。

  2. Claude.aiでコネクタを追加

    Claude.aiの 「設定」→「コネクタ」→「カスタムコネクタを追加」 を開き、URLに https://app.nanco.io/api/mcp を入力して追加します。

  3. 「接続」を押してnancoで許可

    「接続」を押すとnancoの許可画面が開きます。つなぐワークスペースを選んで「許可」 を押せば接続完了です。複数のワークスペースに入っている場合も、ここで1つ選べます。

  4. 「接続を確認して」と話しかける

    チャットで「nancoとの接続を確認して」と頼むと、つながっている会社名が返ってきます。ここまで確認できれば準備完了です。

Claude Code(ターミナル)とつなぐ

開発者向けのClaude Codeからも、コマンド2つでつながります。

# nancoをMCPサーバーとして追加
claude mcp add --transport http nanco https://app.nanco.io/api/mcp

# Claude Code内で認証(ブラウザが開き、ワークスペースを選んで許可)
/mcp

AIに頼めること

接続すると、次のようなことを会話だけで頼めます。

話しかけ方の例 できること
「ネジM3の在庫はいくつ?」 アイテムの検索と、在庫数・アイテム情報の確認
「新商品の『木製トレイ』を雑貨フォルダに登録して」 アイテムやフォルダの新規登録
「ネジM3を10個使ったので減らして」 在庫数の増減(変更の理由も一緒に記録されます)
「このアイテムの最近の入出庫を見せて」 在庫の変更履歴の確認
「フォルダの構成を教えて」 フォルダの一覧・階層の確認
「今週の出荷予定を一覧にして」 出荷・入荷の予定と実績の確認
「産地の選択肢に『青森』を追加して」 セレクト型のアイテム情報への選択肢の追加

AIは頼まれた内容に応じて、複数の操作を組み合わせて進めます。たとえば「在庫が5個を切っているものをまとめて」と頼めば、検索と集計をAIが自分で組み立てて一覧にしてくれます。

知っておきたいこと

  • AIは実際に在庫を書き換えられます。 接続は管理者の権限で行われるため、登録や在庫数の変更がそのまま反映されます。とくに数の変更を頼むときは、AIの返事で内容を確認してから進めるのがおすすめです。
  • AIが行った変更も履歴に残ります。 だれが接続したAI経由の操作かがわかる形で、いつもの変更履歴に記録されます。
  • 価格の情報もAIから見えます。 仕入価格・販売価格などの値段のアイテム情報も、接続したAIとの会話に含まれます。チームでの共有アカウント利用時はご注意ください。
  • 接続をやめたいときは、Claude側のコネクタ設定から削除します。削除すると、そのAIからnancoの操作はできなくなります。

次のステップ

手元のExcelやCSVをAIで整えて取り込みたいときは、AIで自動でデータを判断して取り込むもあわせてご覧ください。